モテる男子を育成するよ-子育て絵日記ブログ

モテる男子を育成する事を目標に奮闘する、育児絵日記です。現在息子4歳、娘0歳。

厚木 男児 白骨遺体

当時5歳の男の子を放置死させたとして、ネットを中心にその父親への非難が爆発しています。

「ありえない」

「あまりに非情」

「親の資格なし」

といった意見が本当にたくさん見られます。

 

最期のか細い声「パパ、パパ」の声に怖くなって逃げたというエピソードや、当時女性のところに行っていたという状況が非難を加速させているようです。

 

このニュースを見たときはあまりの痛ましさに言葉を失いました。

次に、ネットに散見される意見のような気持ちにもなりました。

 

しかし落ち着いて考えてみたときに、私にこの父親を責める資格がないことに気がつきました。

 

先日、私と遊びたがる息子を旦那に託して、先に寝てしまいました。

眠りづわりの為に必要以上に眠いという事情があるとはいえ、お前泣きすぎやろレベルの息子を放置したのは確かです。

ママと遊びたくてギャン泣きする息子

 

つわりなら許されるのでしょうか。

他に託す家族がいればいいのでしょうか。

 

ちょっと仕事が忙しいから一人で遊んでいてよ。

もう大きいんだし、ちょっと数分、コンビニくらい行ってきてもいいわよね。

 

ママが買い物してる間、公園で遊んでるのよ。公園から出ちゃ駄目よ。

お留守番、長い時間できるようになってきたわね。偉いわね。

 

どうしても会いたい人がいるから、1日くらい家に置いていってもいいかな。ご飯置いておけば大丈夫よね。

1日大丈夫だったんだし、2日も大丈夫だよね。

 

ご飯、置き忘れちゃってごめんね。

なんか痩せてきたな…病院連れて行った方がいいよね。。でも絶対怒られるよね。。

 

こんなスペクトラム

 

あの事件の父親を責めることができる人は、ボーダーラインがどこかにあって、自分がそれを超えることはないと信じているのではないでしょうか。

 

ボーダーラインなんて、私はないと思うんですよ。

 

自分たちとあの父親があまりに遠いところにいるからボーダーラインがあるように感じるだけで、本当はないと思うんです。

 

何のきっかけで転がり落ちるかわからない。

何の不運で下落が加速するかわからない。

他人事じゃないと思います。

だってスペクトラムだから。

 

 

父親の資格がないと彼を責める人が多いですね。

痛ましいこの事故を防ぐため、もちろんそのような意見も大事だと思います。

 

でも、「親の資格」この言葉も、上記のスペクトラムを逆流して私に襲いかかってきそうで怖いです。

 

立派なお母さんなら、いくらつわりとはいえ、ママと遊びたがる子をパパに託したりはしないはず。

立派なお母さんからすれば、私はボーダーラインの向こう、「親の資格」がない人種。

 

それを考えると、私はあの父親を責められません。

 

ただ、本当に、他の誰かに子供の事を打ち明ける、もう少しの勇気が彼にあったなら…。

ただそれだけが残念です。

 

理玖くんのご冥福をお祈りします。